
「作る前に、何者か、から考える。」
名刺、チラシ、ホームページ、SNS。
事業が動き出すと、必要なものは少しずつ増えていきます。
だからこそ、立ち上げの段階で、事業の背景や届けたい相手を一緒に整理しておく。
この記録は、新しく事業を立ち上げる段階から携わらせていただき、見せ方と情報の流れを整えていった伴走事例です。
はじまり ― ご相談のきっかけ
新規事業の立ち上げにあたり、「一式まとめてお願いしたい」とご連絡をいただきました。以前からお付き合いのあった方で、「いずれ整えたい」というお話はかねてより伺っていました。
最初にしたこと ― 作る前に、「事業の背景と言葉」を整理する
この時点では、必要な制作物の方向性は見えていましたが、具体的にどのような言葉や情報で伝えていくかは、これから整理していく段階でした。
そこで、いきなり具体的な制作物の話からではなく、まずはインタビューから始めました。
- どういった流れで新事業を始めることになったのか
- どんな方々に向けてのものなのか
- どんな悩みや困りごとに応えるものなのか
- 事業名にはどんな思いが込められているのか
- 今後、どのように広げていくのか
こうしたお話を伺いながら、事業の背景や大切にしたいことを拾い、外から見たときにどう伝わるかをこちらで一度考え、構成案・提案書としてご共有しました。
もちろん、最初から正解を決めるわけではありません。
違和感があれば戻していただき、言葉の角度や見せ方を変えながら、少しずつ輪郭を整えていきます。
ここで整理した内容が、その後のロゴ、チラシ、ホームページ、パンフレットなど、すべての制作物の土台になりました。
制作 ― 必要なものを順番に整える
方向性を整理したあと、必要なものを順番に制作していきました。
- 事業用・店舗用各ロゴ
- 名刺
- オープンチラシ・メインビジュアル
- リーフレット
- 事業用ホームページ
- 店舗用ポスター…等
それぞれを単体で考えるのではなく、全体でつながって見えることを大切にしています。
たとえば、チラシ用に作ったメインビジュアルは、ホームページや店舗用ポスターにも展開できるように設計しました。
また、当初は別案として作成していた内容も、そのまま終わらせるのではなく、後から店舗用ホームページのコンテンツとして再構成しています。
一度作ったものをその場限りにせず、別の場所で使っても意味が崩れないようにする。
そのために、最初の段階で事業の考え方や届けたい相手を整理しておくことを大切にしました。
運用してから見えてきたこと
ホームページを公開したあと、検索状況やページの使われ方を確認する中で、事業全体について知りたい方と、店舗や商品について知りたい方が、それぞれ必要な情報に進みやすい形へ整える余地が見えてきました。
そこで、事業について知りたい方は事業用のサイトへ。
お店や商品について知りたい方は店舗用のサイトへ。
それぞれの目的に合った情報へ進めるよう、サイト自体を分ける形に整えました。
あわせて、ふるさと納税への導線や、ご準備中のオンラインショップへの展開も見据えて、必要なページや情報の流れを設計しています。
拡張 ― その後の追加制作
事業が動き出すと、現場で必要なものも少しずつ増えていきます。
- パッケージ用シール
- ショッパー用シール
- ショップカード…等
こうした追加制作も、最初に整理した方向性をもとに進めています。
あとから必要なものが増えても、見た目や言葉がばらばらにならないように。
その時点で必要なものを、すでにあるものと自然につながる形で整えています。
現在 ― フェーズに応じた関わり
立ち上げ期の密な関わりから、現在も、必要なときにご相談いただいたり、こちらから気づいた点をご提案したりしています。
